dao-dao(ソヨゴ編集部)
日本印刷社員。soyogoとhon amiという2つの新ブランドを立ち上げて、事業を軌道に乗せるべく日々試行錯誤を続けながら、土日は子守りに奮闘中。
いよいよ文学フリマ東京38の開催当日となりました。
初めていうこともあり、8時20分からの設営に参加してみることに。
朝5時半に起床してそろそろと家を出ます。途中、山手線がストップしてヒヤヒヤしましたが、なんとかほぼ定刻通りに会場に到着しました。
流通センターの建物の2階に上がると、設営ボランティアの方々がずらりと列を作っています。配られた軍手をポケットに入れて設営の説明書を読んでいると、目の前の会場に明かりが点いてドアが開かれ、いよいよ入場開始。
スタッフの方の説明を聞いて、まずは運ばれてくる長机のカート移動です。
指示に従いながら、次々と机の脚を開いて設置していきます。列によって位置を調整し直したりしながら、次は椅子をどんどん長机の上に乗せていきます。
ひと通りのセッティングが終わったので、次は机へのシール貼り。ブース番号と名前が印刷されたシールをみんなで分担して貼っていきます。
スタッフの方から「シールは間違えないでください」という注意があり、やや緊張しながら作業を進めました。たしかにこれを間違えたら大変。
最後の大仕事は荷物下ろしです。ヤマトさんが次々と段ボールを運び込んでくるので、ブロックごとに振り分けていきます。今回、送りすぎてしまった弊社の段ボールたちを発見! 「それ私がやります」と言いながら、進んで自分のブースへと運び込みました。
予定より早く設営は進められたようで、10時半前には自分のブースに着席できていました。しばらくして後輩とも無事に合流して、設営準備。やはりスペースは小さい!
お隣の方とご挨拶しながら、準備を整えます。
soyogoサイトのトップのイラストを描いていただいているガオ・イェンさんの許可をいただきブース用の布も作りました。机にガオさんのイラストが描かれた布を垂らして、商品をその上に設置していきます。
ついにブースが完成!
トイレに行くために会場を出ると、お客さんの長い列が! すごい熱気を感じました。
そしていよいよ12時、開場です。
早々に女性の方がブースに来てくれて、絵本をお買い上げいただきました。
「イベントのことは知らなかったけど、SNSで絵本を見て買いに来ました」と言ってくれた女性の方もいらっしゃって、とてもうれしかったです。
翻訳者の大久保さんが来てくださったとき、ちょうど絵本をお買い上げいただいた男性の方がいて、なんともタイミングよかった! 大久保さんにも喜んでいただけました。
個人版元の編集者の方がいらっしゃったりと、前半はけっこう足を止めてくれる方が多く、こちらから話しかけたり、話しかけられたり、思ったよりコミュニケーションを取る場面があって楽しかったです。
「乗代雄介さんって、あの乗代さんですか?」と尋ねながら無料配布のブックレットを手に取ってくれた方は(今回の無料配布に、乗代雄介さんの連載小説「飛ばない小説家」の試し読みを掲載していたのです)、友達にもあげたいと3部ほど持って行ってくれました。
(無料配布ですらなかなか手に取られない、というのも今回の大きな発見でした)
16時を過ぎると、ほぼ誰も来なくなってしまい、人の流れはあるのですが、みんな通り過ぎていきます。5時間というのはあっという間で、会場で買い物を楽しむ間もないまま、17時を迎えました。
とういわけで、soyogo books初の文フリ出店の結果は、
絵本 24冊
小説 12冊
トートバッグ 0枚!
という結果でした。
お買い求めいただいた皆さま、会場にお越しいただいた皆さま、本当にありがとうございました。
せっかく丁寧に本をつくったので、次回文フリでも展示したいのですが、それ以外でも、どんな場所でどんな方法で本を売ることができるのか、いろいろと試してみたいです。
というわけで、かけ足で今回の文フリ初出店の報告をしてみたわけですが、とても貴重かつ楽しい経験でした。
もうちょっと、観客として楽しみたかったという後悔は残りますが、 次回12月もがんばりたいと思います!
(第4回 おわり)
日本印刷社員。soyogoとhon amiという2つの新ブランドを立ち上げて、事業を軌道に乗せるべく日々試行錯誤を続けながら、土日は子守りに奮闘中。